連載 高次脳機能障害児を地域で育む—高次脳機能障害児のすこやかな未来づくりを願って・第6回
ライフステージにあわせた課題と支援について—⑥学校生活での困難さ
太田 令子
1
,
清水 純子
2
,
水井 香緒里
3
1千葉県千葉リハビリテーションセンター
2ハイリハキッズ
3ハイリハジュニア
pp.496-500
発行日 2017年6月15日
Published Date 2017/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200632
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はじめに
第5回までは,平成23年度に千葉県千葉リハビリテーションセンターが全国の支援拠点機関などの協力を得て実施した小児期発症者実態調査結果を中心に述べてきましたが,今回は筆者がかかわった損害保険協会の自賠責運用益拠出事業の研究助成金を得て平成26年度から3年計画で実施してきた「学童期・青年期にある高次脳機能障害者に対する総合的な支援に関する研究—小児期発症者の青年期に至るまでの現状と課題」のうち,大分県の支援拠点機関である諏訪の杜病院が分析担当した結果1)を参考に,当事者である子どもやその家族が,学校生活でどういった生活のしづらさを感じているかを述べていきたいと思います。
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