Japanese
English
研究
短時間通所リハビリテーションにおける精神面に対する有効性の評価法—生化学的検査および客観的評価指標
The assessment method of effectiveness for mental status in the short-time day care:Biochemical test and objective assessment index
伊藤 三千雄
1,2,3
,
岡本 隆嗣
3
,
長尾 光城
4
Michio Ito
1,2,3
,
Takatsugu Okamoto
3
,
Mitsushiro Nagao
4
1医療法人社団朋和会健康開発センターウイル
2川崎医療福祉大学大学院健康科学専攻
3医療法人社団朋和会西広島リハビリテーション病院
4川崎医療福祉大学健康体育学科
キーワード:
短時間通所リハ
,
運動
,
主介護者
Keyword:
短時間通所リハ
,
運動
,
主介護者
pp.288-295
発行日 2015年4月15日
Published Date 2015/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200096
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要旨 短時間通所リハの精神面に対する効果および有効性について,生化学検査や客観的指標を用い検討した。対象者は,男性の利用者8名およびその主介護者である女性8名とした。歩行能力などの身体機能評価に加え,精神面の評価はセロトニンや唾液アミラーゼによる生化学検査,アンケート調査,主介護者の介護負担感はZarit介護負担尺度日本語版(J-ZBI)を用い,利用当日,3カ月後の変化を比較検討した。
プログラム開始から3カ月後に利用者において,セロトニンの有意な増加が認められた。3カ月後のアンケート調査の結果では,利用者の75%および主介護者の87%が精神面の変化があったと回答した。主介護者のJ-ZBI点数は,プログラム開始から3カ月後に減少傾向を示した。利用者および主介護者の精神状態の改善を,生化学的指標の変化としてとらえることが可能であった。
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