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特集 脊椎外科における骨粗鬆症のbest practice
椎体骨折に対するBKPの年代別適応と限界
Age-specific Indication and Limitation of BKP for Vertebral Fractures
戸川 大輔
1
Daisuke TOGAWA
1
1近畿大学奈良病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Kindai University Nara Hospital
キーワード:
年代別適応
,
age-specific indication
,
balloon kyphoplasty
,
BKP
,
限界
,
limitation
Keyword:
年代別適応
,
age-specific indication
,
balloon kyphoplasty
,
BKP
,
限界
,
limitation
pp.169-174
発行日 2024年4月25日
Published Date 2024/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002202281
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はじめに
内閣府から2023年9月17日に発表された統計によると,本邦の高齢化率は29.1%となり7),ますます高齢化が進んでいる.高齢化が進むと骨粗鬆症を罹患する患者が増加し,それを背景として起こる脆弱性骨折も増加する.現在,さまざまな骨粗鬆症治療薬が使用可能となっており,骨粗鬆症マネージャーなどさまざまな方策によって治療薬使用に対するコンプライアンスも上昇しているが,骨粗鬆症を背景とする脆弱性骨折に対する診療は依然として重要な課題である.本稿では,骨粗鬆症性椎体骨折における経皮的椎体形成術の適応を,特に年代別に注目して考え,さらにその治療の限界についても述べたい.
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