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特集 わかればみえる! 脊椎手術術野へのアプローチ
腰仙椎正中アプローチの際の解剖と手術—経腹膜法,腹膜外路法
Anatomy and Anterior Lumbar Interbody Fusion for L5/S1
大鳥 精司
1
Seiji OHTORI
1
1千葉大学大学院医学研究院整形外科学
1Department of Orthopedic Surgery, Graduate School of Medicine, Chiba University
キーワード:
腰痛
,
low back pain
,
腰椎前方固定術
,
anterior lumbar interbody fusion
,
解剖
,
anatomy
Keyword:
腰痛
,
low back pain
,
腰椎前方固定術
,
anterior lumbar interbody fusion
,
解剖
,
anatomy
pp.723-728
発行日 2023年11月25日
Published Date 2023/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002202180
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はじめに
腰椎前方固定術は後方組織を温存した手術方法であり,遺残腰痛の回避ができる.また,前方の支持機構は全脊椎の80%と考えられており,最も強力な固定が可能である.最近では,大きなケージを使用することで,間接除圧(indirect decompression)が可能である.適応疾患は,腰椎椎間板ヘルニア後方手術後の再手術,脊椎分離すべり症,単椎間の腰椎変性すべり症,化膿性脊椎炎,脊椎腫瘍などである.ただし,前方特有な内臓組織,大血管などがあり,解剖の十分な熟知が必要である.本稿では,経腹膜アプローチと腹膜外路アプローチについて述べる.
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