Japanese
English
論述
腰仙部神経根症状の多様性の検討—分岐神経の臨床的意義
Clinical Analysis of Lumbo-sacral Radicular Symptoms: Clinical Significance of Furcal Nerve
菊地 臣一
1
,
蓮江 光男
1
,
西山 慶治
2
,
伊藤 司
2
Shinichi Kikuchi
1
1日本赤十字社医療センター整形外科
2福島県立医科大学解剖
1Department of Orthopedic Surgery, Japan Red Cross Medical Center
キーワード:
解剖
,
anatomy
,
神経根症状
,
radicular symptom
,
腰椎
,
lumbar Spine
,
分岐神経
,
furcal nerve
Keyword:
解剖
,
anatomy
,
神経根症状
,
radicular symptom
,
腰椎
,
lumbar Spine
,
分岐神経
,
furcal nerve
pp.739-747
発行日 1984年7月25日
Published Date 1984/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906994
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はじめに
腰痛や腰仙部神経根症状の責任高位の決定は,神経学的所見と形態学的補助診断法に負うところが多い.我々は責任高位を形態的および機能的に決定するために神経根ブロック4〜6)を用いているが,ときに教科書的には考えられないような知覚障害や麻痺が出現する.このような腰仙部神経根症状の多様性には神経組織自体の変異,神経根周囲組織の変化およびこれら両者間の相互関係が関与している.今回はこのうち分岐神経に焦点を当て,この神経の根症状の多様性に対する役割について検討したので報告する.
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