Japanese
English
特集 脊椎脊髄外科における最新の超音波診断
術中頸髄除圧状態の評価(後方)
Intraoperative Ultrasonography in Posterior Approach to Cervical Spine
佐藤 公治
1
Koji SATO
1
1名古屋第二赤十字病院
1Japanese Red Cross Nagoya Daini Hospital
キーワード:
術中超音波診断
,
intraoperative ultrasonogarphy
,
頸椎症
,
cervical spondylosis
,
手術支援機器
,
surgical support equipment
Keyword:
術中超音波診断
,
intraoperative ultrasonogarphy
,
頸椎症
,
cervical spondylosis
,
手術支援機器
,
surgical support equipment
pp.577-582
発行日 2020年5月25日
Published Date 2020/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002201425
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はじめに
超音波は骨には弱いが軟部組織の観察には最適である.ITの進歩とともに超音波診断装置は革新的に発展し,人体の各分野で応用されている.デジタル技術の向上で解像度も上がり,小型のプローブも開発された.脊椎,特に脊髄手術において,脊髄の形状のみならず血流など機能も観察できるようになった.よって,脊椎脊髄手術における脊髄の除圧程度や脊髄腫瘍の切除範囲の把握には欠かせない術中手術支援機器である.今や脊髄モニタリングとともに頸胸椎部の脊椎脊髄手術には必ず準備する器械となっている.最近ではvolume navigation技術を利用し脊椎脊髄手術ナビゲーションにも応用されつつある.
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