Japanese
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特集 脊椎脊髄疾患に対するロボットリハビリテーション
わが国におけるリハビリテーションロボットの現状
Current Status of Rehabilitation Robot in Japan
上野 友之
1
,
山崎 正志
2
Tomoyuki UENO
1
,
Masashi YAMAZAKI
2
1筑波大学附属病院リハビリテーション科
2筑波大学医学医療系整形外科
1Department of Rehabilitation, University of Tsukuba Hospital
キーワード:
リハビリテーションロボット(rehabilitation robotic device)
,
歩行支援ロボット(gait assistive robot)
,
歩行訓練ロボット(gait-training robot)
Keyword:
リハビリテーションロボット(rehabilitation robotic device)
,
歩行支援ロボット(gait assistive robot)
,
歩行訓練ロボット(gait-training robot)
pp.692-698
発行日 2016年7月25日
Published Date 2016/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200418
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はじめに
昨今,ロボティクス・メカトロニクス技術を用いたリハビリテーション機器の研究開発が国内外で盛んに進められており,新たなロボット機器が続々と登場している.医療や介護分野で使用されるロボットの市場は急速に拡大しており,大手企業の参入も相次ぎ2035年には10兆円規模になると予想されている6).わが国ではロボットアニメなどの影響から「ロボット=万能,自動,自律制御」といったイメージが先行しがちではあるが,そのようなロボットはいまだ存在せず,あくまでユーザーの目的に基づく高機能な道具の1つにすぎない.それぞれの原理,機能,長所,短所を理解して使用することが必要である.ここでは,わが国における歩行支援を目的としたロボット(歩行支援ロボット)について概説する.
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