症例から学ぶ:画像診断トレーニング・第29回
症例:40歳代,男性
上谷 雅孝
1
Masataka Uetani
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科放射線診断治療学
pp.751-753
発行日 2015年8月25日
Published Date 2015/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200197
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症例
40歳代,男性.
19歳時に強直性脊椎炎の診断を受けているが,特に治療されていなかった.最近増強する背部痛のため精査を受けた.血液検査ではCRP=1.71mg/dl以外に異常なし.
問題
骨シンチグラム後面像(図1)と胸椎MRI(図2)を示す.誤りはどれか.
1)硬膜外膿瘍を認める.
2)椎体終板の不整を認める.
3)後方要素にも病変を認める.
4)椎体前面の直線化を認める.
5)骨シンチグラムで仙腸関節にも異常集積を認める.
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