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特集 高次脳機能障害の作業療法—医療・介護・福祉の各視点から
高次脳機能障害支援拠点機関での作業療法の役割と課題
Role and issues of the occupational therapy at support base organization for higher brain dysfunction
岡本 美希子
1
,
小倉 由紀
1
,
安森 太一
1
Mikiko Okamoto
1
,
Yuki Ogura
1
,
Taichi Yasumori
1
1千葉県千葉リハビリテーションセンター
pp.971-976
発行日 2024年9月15日
Published Date 2024/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203930
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Key Questions
Q1:高次脳機能障害支援拠点機関とは?
Q2:地域における当事者のニーズとは?
Q3:高次脳機能障害支援拠点機関の作業療法士に求められる役割とは?
はじめに
高次脳機能障害者は,枠組みの整った入院生活において課題が顕在化せず,地域生活復帰後に困り事に直面することが多い.また,いったん生活が安定しても,環境やライフステージの変化で新たな課題が生じるため,長期的な支援が必要である.
筆者らが所属する千葉県千葉リハビリテーションセンター(以下,当センター)は,高次脳機能障害支援拠点機関(以下,支援拠点機関)として,当事者および関係者への相談支援をはじめ,さまざまな支援活動を行っている.本稿では,当センターの支援に触れながら,支援拠点機関での作業療法の役割について述べる.
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