特集 Special Article:
アルコール依存症治療の拠点機関が果たす役割と展開 6.神奈川県における依存症治療拠点機関の取り組み
白川 教人
1
1横浜市こころの健康相談センター センター長
キーワード:
依存症治療拠点機関
,
神奈川県
,
SMARPP
,
SCOP
Keyword:
依存症治療拠点機関
,
神奈川県
,
SMARPP
,
SCOP
pp.42-47
発行日 2017年8月10日
Published Date 2017/8/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0078.05.02_0042-0047
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神奈川県の依存症治療拠点機関は,神奈川県立精神医療センターである。同機関では,依存症家族からの相談,月~金曜の専門外来,依存症病棟では,SMARPP,SARPP,SCOPなどのさまざまな治療プログラムを実施。医療関係者に対してさまざまな研修も実施。機関としての実績は,1.依存症対策推進協議会は,規定の12名の委員でアルコール,薬物,ギャンブルの3依存症の分野に及び各年度2回実施。2.依存症治療拠点機関業務の1)依存症相談の電話は,平成26年度(以下H,年度は略す)147件,H27:735,H28:614件。面接は,H26:6件,H27:15件,H28:19件。2)治療・回復支援は,述べ外来患者数がH26:3,579人(初診68人),H27:13,722人(初診330人),H28:13,867人。入院患者数は,H26:68人,H27:253人,H28:267人。3)研修は,H26:1回,H27:3回,H28:3回など十分な実績を上げている。3.依存症治療支援コーディネーターは,4名と充実している。4.全国拠点機関との連携は強く,すべての実績から先進的な拠点機関のモデルとして十分な機関であり,今後,各自治体が依存症治療拠点機関を選定する際の参考となる機関である。「KEY WORDS」依存症治療拠点機関,神奈川県,SMARPP,SCOP
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