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特集 高次脳機能障害の作業療法—医療・介護・福祉の各視点から
介護保険・訪問リハビリテーションですべきこと,他の領域へ期待すること
Role of home-based occupational therapy covered by long-term care insurance and health care insurance and expectations to the other domains
浅野 友佳子
1
Yukako Asano
1
1医療法人社団新緑会 文屋内科消化器科医院 訪問リハビリテーションらいらっく
pp.977-981
発行日 2024年9月15日
Published Date 2024/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203931
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Key Questions
Q1:制度から考える高次脳機能障害者の訪問リハビリテーションとは?
Q2:高次脳機能障害者の訪問リハビリテーションとは?
Q3:医療機関に期待することとは?
はじめに
高次脳機能障害者が病院を退院した後,地域で利用できる支援方法の一つに訪問リハビリテーションがある.地域支援の中での訪問リハビリテーションは,訪問看護ステーションからのものと,訪問リハビリテーション事業所からのものがある.年齢や疾患,医療分野,介護分野等によっても対象者が利用するサービスが異なるため,従事するスタッフは多職種との連携も必要不可欠となる.
本稿では,介護保険制度での訪問リハビリテーションの制度を概観し,高次脳機能障害者に対する訪問リハビリテーションについて,実際の事例を通してみえた生活の再構築や環境調整,家族支援に対する多職種連携について述べていきたい.
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