わたしの大切な作業・第77回
お灸で体と心をほぐす
尾川 とも子
pp.949
発行日 2024年9月15日
Published Date 2024/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203922
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私の1日の終わりはお灸。もぐさの香ばしさと、ピリリと鼻にくるニンニクや生姜の香り。心地よい煙とキュッとくる熱さを感じながら、1日の疲れや痛み、体の不調を緩和させてくれます。
クライミングをしているというと、健康で非常に体の丈夫な人だと思われがちですが、現実はまったく逆で、競技生活にどっぷりと浸かっていた私の体は、ケガや不調にかなり悩まされています。天気が悪ければ昔の古傷が痛み、産後の後遺症や更年期のつらい症状、それらと上手につきあって、痛みを緩和させるためにお灸との日々を過ごしています。
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