増刊号 テクニカルエイド—つくる自助具・使える自助具
第5章 使う編
3 —使える自助具と配慮点②—生活関連動作・その他
田中 勇次郎
1
Yujiro Tanaka
1
1一般社団法人東京都作業療法士会
pp.823-828
発行日 2024年7月20日
Published Date 2024/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203884
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はじめに
自助具とは,より容易に活動できるように工夫した道具である.現場では自助具として開発したものだけでなく,一般製品を対象者の状態に応じて使いやすく改造することも多い.ここではこれも自助具と考えて,生活関連動作であるIADL,遊び,趣味,スポーツ等の余暇活動,賃金を伴う仕事等に関するものと,その他として,福祉用具を改造したもの,運動を支援するもの,介護者の負担軽減を図るもの,補装具に代わるもの等を,筆者が勤務した病院の在宅診療患者,療育施設の通園児や外来児,訪問看護ステーションの利用者等に製作したものを,製作の際の配慮点も含めて紹介する.
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