学会・研修会印象記
第9回日本臨床作業療法学会学術大会
大山 華穂
1
1アーチ天童
pp.620
発行日 2024年7月15日
Published Date 2024/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203837
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私は,現在,作業療法士3年目です.第9回日本臨床作業療法学会学術大会には,参加者としてだけでなく,動画制作等の広報係としても携わらせていただきました.この印象記では,運営としての活動と当日参加して感じた思いを,皆さんへ届けていければと思います.
本大会のテーマは「Collaboration & Empowerment」.「ただ参加するだけでなく,一歩踏み出して主体的な参加を楽しみ,その後の発展へとつなげてほしい」という大会長の大野勘太先生(東京工科大学)思いが込められていました.参加者は合計469人で20,30代の若手〜中堅の参加者が比較的多く,そのうち105人は学生と聞き,学生の参加率の高さに度肝を抜かれました.会期の1年前から打ち出されていたプレ企画や当日のコンテンツは,身体・精神・発達・老年期障害等の従来の枠組みだけでなく,自動車運転支援,e-sports,子育て世代の取り組み等,幅広い領域分野からの発表や展示が多かったように思います.また,一般演題には「ビギナー発表」という枠があり,学会発表が初めての人に対しても,発表やディスカッションに参加しやすいように工夫されていたことも,学会の中では新しい取り組みだったと感じています.
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