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特集 精神科作業療法最前線
依存症分野における作業療法士の居場所
The place of occupational therapists in the addiction field
佐藤 嘉孝
1
Yoshitaka Sato
1
1岡山県精神科医療センター
pp.1432-1437
発行日 2023年12月15日
Published Date 2023/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203624
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Key Questions
Q1:依存症分野における作業療法士の役割は?
Q2:依存症分野における作業療法士の可能性は?
Q3:依存症分野における作業療法士の居場所は?
はじめに
本稿では,地方独立行政法人岡山県精神科医療センター(以下,当センター)で筆者が取り組んでいる依存症治療支援と,依存症分野における作業療法士の居場所つくりについて述べる.
当センターは,岡山県の精神科基幹病院として,精神科救急急性期入院棟,精神科急性期入院棟,児童思春期入院棟,医療観察法入院棟等の入院棟に加えて,デイケア部門,訪問看護ステーション,相談支援事業所を有し,他機関と連携しながら24時間365日稼働している.
そして,子どもの心の診療ネットワーク事業,難治性精神疾患地域連携体制整備事業,岡山市身体・精神合併症救急連携事業,岡山県精神科在宅支援事業,岡山県地域移行促進センター事業,岡山県精神科救急医療システム整備事業,かかりつけ医等発達障害対応力向上事業等を手掛ける一方で,岡山県依存症治療拠点機関としても,院内外を問わず,多職種・多機関連携を通して,日々さまざまな依存症治療支援を展開している.
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