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研究
高次脳機能障害者への実車評価の実施状況と受け入れに関する意向—指定自動車教習所の代表者と指導員への質問紙調査
Implementation status and intention to accept of on-road evaluation for people with higher brain dysfunction: Questionnaire survey for representatives and instructors of authorized driving schools
今井 あい子
1,2
,
石川 稜馬
3
,
飯塚 照史
4
,
大浦 智子
4
Aiko Imai
1,2
,
Ryouma Ishikawa
3
,
Tetufumi Iitsuka
4
,
Tomoko Ohura
4
1鈴鹿医療科学大学
2名古屋女子大学
3鵜飼リハビリテーション病院
4奈良学園大学
キーワード:
高次脳機能障害
,
自動車運転
,
指定自動車教習所
Keyword:
高次脳機能障害
,
自動車運転
,
指定自動車教習所
pp.642-649
発行日 2023年6月15日
Published Date 2023/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203414
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Abstract:本研究では,高次脳機能障害者の実車評価における医療機関と指定自動車教習所(以下,指定教習所)との円滑な連携に役立つ情報を得るため,指定教習所の代表者と教習指導員(以下,指導員)を対象に実車評価や指導の受け入れに関する質問紙調査を行った.愛知県内の11カ所の指定教習所の代表者 11名,指導員 173名から回答が得られた.選択回答は回答数と割合を算出,自由回答は意味のあるまとまりに区切り,コード化し,類似コードをまとめ,カテゴリ化した.その結果,約7割の代表者・指導員が実車評価や指導に不安を感じていた.指導員の不安内容では「障害に関する知識不足」のカテゴリが最多コード数であり,高次脳機能障害に関する情報提供が指導員の不安軽減に役立つ可能性が示唆された.指導員が要望する連携では「緊急時の対応方法に関する情報提供」,「情報交換・情報共有」のカテゴリが最多コード数であり,これら要望を踏まえた連携が重要と考えられた.
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