Japanese
English
研究
回復期リハビリテーション病棟における自宅でのIADL訓練前後の不安と満足度の変化
Changes in anxiety and satisfaction before and after IADL training at home in a recovery rehabilitation unit
中間 賢二
1
,
窪田 正大
2
,
八反丸 健二
1
Kenji Nakama
1
,
Masatomo Kubota
2
,
Kenji Hattanmaru
1
1八反丸リハビリテーション病院
2鹿児島大学
キーワード:
施設外訓練
,
不安
,
リハビリテーション満足度
Keyword:
施設外訓練
,
不安
,
リハビリテーション満足度
pp.636-641
発行日 2023年6月15日
Published Date 2023/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203413
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Abstract:自宅での施設外訓練(以下,院外IADL訓練)の実施前後での患者不安やリハ満足度に関する検討は十分に行われていない.本研究の目的は,八反丸リハビリテーション病院入院中に院外IADL訓練を実施した患者53名に対し,院外IADL訓練実施前後での患者不安とリハ満足度の定量的な変化を把握することである.心理面の評価として,患者不安は日本版STAI,リハ満足度は満足度100点法を用いた.分析内容は,全対象での院外IADL訓練実施前・実施後・退院前での状態不安,リハ満足度を比較した後,さらに詳細に分析するために状態不安レベル分類別に状態不安とリハ満足度を比較した.本研究の主要な結果は,①院外IADL訓練は患者の状態不安を軽減させる,②院外IADL訓練は患者のリハ満足度を向上させる,の2点であった.これらの結果は,院外IADL訓練が患者不安とリハ満足度に直接的に影響を与えることを示唆している.
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