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特集 神経難病のある生活者の視点を捉える
筋萎縮性側索硬化症への作業療法実践—家族・介護者への支援に焦点を当てて
Occupational therapy practice for people with amyotrophic lateral sclerosis: focus on the intervention for informal caregivers
大寺 亜由美
1
Ayumi Otera
1
1国際医療福祉大学市川病院
pp.568-573
発行日 2023年6月15日
Published Date 2023/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203395
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Key Questions
Q1:ALSの疾患特性(難治性,進行が急速,希少性)と生活障害の関連性は?
Q2:多職種連携アプローチの中で作業療法の役割は?
Q3:病期初期〜中期に家族・介護者に対して作業療法でできる支援は何か?
はじめに
筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)患者に対する作業療法は,本人に対する支援に加えて,在宅療養生活では家族介護が第一選択で,家族が本人を介護する主体となるため1),家族に対する支援は在宅での患者の生活の質向上へ寄与し不可欠となる.本稿では,難治性,進行が急速,希少性等のALSの障害特性やその障害特性に合わせた作業療法展開,支援の実際について,家族支援を中心に報告する.
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