Japanese
English
特集 「遊ぶ」は子どもの作業—「遊び」のチカラを考える
「遊び」のチカラ:遊んでつながる—自己,子ども,大人,社会とつながる
The power of “play”:connect by play: connect with oneself, child, adult and society
松本 茂樹
1
Shigeki Matsumoto
1
1堺市立重症心身障害者(児)支援センター ベルデさかい
pp.356-361
発行日 2023年4月15日
Published Date 2023/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203337
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Key Questions
Q1:遊びと人の関係性について?
Q2:子どもはなぜ模倣するのか?
Q3:作業療法士の役割は?
はじめに
「人生ブラボー『これでいいのだ!』」は第3回日本発達系作業療法学会〔2015年(平成27年):辻 善城&松本茂樹大会長〕のテーマである(図 1).作業療法はこのテーマ通り,「いろいろあるけど,人生は楽しい」と思ってもらえることをお手伝いする仕事である.運動や感覚に偏りが少ない子どもでさえ生きにくい世の中である.コロナ禍で人と人がつながりにくくなり,つながり方も変化した.それでも人は,作業を通して人とつながり,人生を歩む.遊んで人とつながりながら多感な子ども時代を過ごし,社会に生きて「人生ブラボー!これでいいのだ」と思える自己肯定感の育成に役立つ作業療法を提供したい.今回は自己肯定感の育成に向けて,遊びを通してつながる人の役割について考える.
Copyright © 2023, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.