増刊号 こんなときどうする? 運動器の作業療法ナビ
第3章 運動器の作業療法実践
6 橈骨遠位端骨折患者への作業療法
坂本 竜弥
1
,
油井 栄樹
1
,
田崎 和幸
1
Tatsuya Sakamoto
1
,
Hideki Aburai
1
,
Kazuyuki Tasaki
1
1愛野記念病院 手外科センター
pp.799-804
発行日 2022年7月20日
Published Date 2022/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203062
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はじめに
橈骨遠位端骨折は,脊椎圧迫骨折,大腿骨近位端骨折に次いで多く,日常でよく遭遇する骨折の1つである.骨折型や合併症の有無が治療の難易度を変える.それゆえ,それらの要因に加えて,年齢や職業等,個々の生活様式に応じて,治療法が選択される.特に拘縮しやすい前腕・手関節を含めた上肢の機能障害の残存は,日常生活の不自由を惹起する.本稿では,橈骨遠位端骨折のハンドセラピィについて記載する.
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