特集 レジデントはどの治療法を選択すればよいのか-日常よく遭遇する疾患-
外傷 橈骨遠位端骨折
今谷 潤也
1
1岡山済生会総合病院 整形外科
キーワード:
牽引(整形外科)
,
内固定法
,
骨ネイル
,
骨プレート
,
骨ワイヤー
,
X線CT
,
橈骨骨折
,
病歴聴取
,
アルゴリズム
,
三次元イメージング
,
整形外科的マニピュレーション
,
骨折非観血的整復
Keyword:
Closed Fracture Reduction
,
Algorithms
,
Bone Wires
,
Bone Nails
,
Bone Plates
,
Fracture Fixation, Internal
,
Medical History Taking
,
Manipulation, Orthopedic
,
Radius Fractures
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Traction
,
Imaging, Three-Dimensional
pp.125-134
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2020051785
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僥骨遠位端骨折は,上肢の骨折のなかで最も頻度の高い骨折である。転位の少ない安定型に対しては保存療法が原則であり,徒手整復の後,sugar tong splintによる外固定が行われることが多い。また,整復が得られない症例や不安定型症例などでは手術療法の適応となる。ただし治療方針の決定に当たっては,骨折型のみならず発生のメ力ニズム,患者背景本人の活動性やニーズなどをバランスよく考慮し,総合的に判断すべきである。
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