Japanese
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特集 作業療法はロボットとどう向き合っていくか
入居者の生活の質を高めるICT・介護ロボットの活用—介護施設におけるセラピストの役割
Practical use of ICT and nursing-care robots to improve residents' quality of life: the role of the therapists in special nursing homes for aged
鶴ヶ崎 幸子
1
,
成田 栄司
1
,
山田 有貴子
2
,
今 友明
3
,
中山 辰巳
4
,
川口 徹
5
Sachiko Tsurugasaki
1
,
Eiji Narita
1
,
Yukiko Yamada
2
,
Tomoaki Kon
3
,
Tatsumi Nakayama
4
,
Tohru Kawaguchi
5
1みちのくデイケアセンター
2みちのく金谷リハビリテーションセンター
3特別養護老人ホームみちのく荘
4青森社会福祉振興団
5青森県立保健大学大学院
pp.506-511
発行日 2022年6月15日
Published Date 2022/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202987
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Key Questions
Q1:ICT見守りシステムの効果とは?
Q2:安眠の確保がもたらす効果とは?
Q3:ICT・介護ロボット活用の場においてセラピストに求められることとは?
はじめに
人が生活の範囲でICT(information and communication technology)を活用して生活することは普通のことになり,さらに多くの技術が進んできている.高齢障がい者にこれを適応するためには,それを使う本人が理解し使用できるかどうかが問題となるが,高齢障がい者をケアする者においては,円滑にケアをするためにICTを活用し,それぞれの心身機能に合わせたフィッティングが必要になることもある.加えてセラピストとしては,ICTを利用したことにより対象者の生活が円滑に進むように調整しなければならない.そこで,実際にICT・介護ロボットを導入した経験を提示し,セラピストとしての携わりを述べる.
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