Japanese
English
特集 リハビリテーションにおける栄養管理
施設入居者に対する栄養介入の身体機能改善効果
Nutritional Management in residential care facilities.
百崎 良
1
,
坪井 麻里佳
1
,
相木 浩子
2
Ryo Momosaki
1
,
Marika Tsuboi
1
,
Hiroko Aiki
2
1東京慈恵会医科大学附属第三病院リハビリテーション科
2東京慈恵会医科大学附属第三病院栄養部
1Department of Rehabilitation Medicine, The Jikei University Daisan Hospital
キーワード:
老人保健施設
,
居住施設
,
老人ホーム
,
栄養ケア
,
身体機能
Keyword:
老人保健施設
,
居住施設
,
老人ホーム
,
栄養ケア
,
身体機能
pp.681-684
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200677
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はじめに
社会の高齢化とともに介護を要する高齢者が増加している.要介護度の上昇に伴い,在宅生活の継続が困難となり施設に入居される高齢者も多い.施設入居者の多くは虚弱性を有し,嚥下機能や歩行能力に何らかの問題を抱えている.また施設入居者の栄養状態と身体機能との間には密接な関連があることが知られており1),経口摂取量の減少や不活動によって,容易に栄養障害や身体機能障害が増悪する.施設入居者においては身体機能や日常生活動作能力を維持するためにも適切な栄養管理が重要であると考えられる.本稿では施設入居者を対象とした栄養ケアの身体機能維持・改善効果について文献レビューを行い,考察を交えて再検討する.
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