連載 患者と治療者との間を生きる・第1回【新連載】
凸凹がある学生や同僚との付き合い方と本人の対処法
凸凹療法士マシャ
pp.346-348
発行日 2022年4月15日
Published Date 2022/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202937
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発達障害やパーソナリティ障害についての知識はあるけれど……
本誌をご覧の皆さん,こんにちは.私は自閉スペクトラム症と診断されている凸凹療法士マシャと申します.PTであり,小児から高齢者までの臨床経験を積み,ある養成校の教員をしています.養成校教員歴は合計で12年目です.
さて,私がこの原稿を書いているのは,教育や医療の場に対し,いろいろな「思い」があるからです.それは,①実習施設にて発達障害やパーソナリティ障害に類似した特性(以下,凸凹特性)がある学生さんや同僚に対する,セラピストの偏った見方に接してきたこと,②凸凹特性がある学生さんや同僚へのイライラが,気づかぬうちに本人へのハラスメントに至っているということ,③凸凹特性がある本人に対する具体的な対処の仕方を例に挙げて説明している書籍(指南書)が少ないこと等です.
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