Japanese
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実践報告
シリア難民障害者の社会参加とエンパワメント促進を目的とした障害者リーダー育成の課題
Challenges for developing leaders of persons with disabilities for the promoting social participation and empowerment of Syrian refugees with disabilities
山本 清治
1,2
,
甘利 琢磨
3
,
井口 知也
2
Seiji Yamamoto
1,2
,
Takuma Amari
3
,
Tomoya Iguchi
2
1神戸大学大学院
2大阪保健医療大学
3日本作業療法士協会国際部
キーワード:
国際協力
,
シリア難民障害者支援
,
人材育成
Keyword:
国際協力
,
シリア難民障害者支援
,
人材育成
pp.88-91
発行日 2022年1月15日
Published Date 2022/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202856
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Abstract:ヨルダン・ハシミテ王国には,北で国境を接する隣国シリアから逃れてきた65万6,213名のシリア人が難民として停留している.またその難民の約26%が戦傷や先天性の機能障害を有する.本報告では職業能力の構造に基づくカリキュラム開発手法(A Method of Curriculum Development Based on Vocational Ability Structure:CUDBAS)を活用して,都市在住シリア難民障害者の社会参加とエンパワメント促進に向けた障害者リーダー育成の課題について,ワークショップ型研修会で検討した.その結果,今後のOTが従事する国際協力では,現地支援団体や障害当事者と連携し,環境整備や廃用症候群予防について障害当事者リーダーと共有し,社会参加とエンパワメントの促進について介入していく必要性が示唆された.
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