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特集 国際障害者年をふりかえる
国際障害者年の国連総会にみる世界の動向とわが国の課題
The World Response to the International Year of Disabled Persons and Japan's Remaining Tasks from the View Point of the General Assembly of the United Nations.
小島 蓉子
1
Yoko Kojima
1
1日本女子大学文学部
1Japan Women's University.
キーワード:
国際連合
,
発展途上国
,
国際協力
Keyword:
国際連合
,
発展途上国
,
国際協力
pp.721-724
発行日 1982年8月10日
Published Date 1982/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104793
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地球上のすべての人間の尊厳と平等の権利の保障にむけての権利擁護活動を展開してきた国際連合は,障害者問題をも人権問題の一環としてとりあげ,1981年を「完全参加と平等」の実現をめざした国際的なキャンペーンを展開する国際障害者年とするよう,1979年の国連総会で決定した.国際障害者年の当年である1981年の9月から12月までの3ヵ月間,著者は内閣からの任命による日本政府代表代理として,第36回国連総会に遣わされていた.その期間の主な任務は,人権,社会問題を広く扱う第三委員会の仕事であったから,もとより,国際障害者年関係の業務のみが仕事のすべてではなかった.しかしそれをも含めた国連総会の中にあって感知したことがらをもとに,国連総会で垣間見た世界の障害者福祉の一横断面と,外から見た日本の国際障害者年へのコメントをここに述べてみることとしたい.
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