特集 新型コロナウイルス感染症と作業療法
扉
遠藤 千冬
1
,
江藤 文夫
2
,
山本 伸一
3
1日本作業療法士協会
2国立障害者リハビリテーションセンター
3山梨リハビリテーション病院
pp.11
発行日 2022年1月15日
Published Date 2022/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202831
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特集にあたって
新型コロナウイルス感染症が世界的に流行を始めてから2年になろうとしている.日本では,2020年(令和2年)1月15日に最初の感染者が確認された後,2021年(令和3年)12月7日までに,合計172万8,015人の感染者,1万8,365人の死亡者が確認された(厚生労働省報道発表より).この間,5回の波のたびに感染が拡大し,一方でワクチン接種は進み,さらにもう一方では変異株が広がる等,状況は変化を続け,この先もまた感染の波が来るとの予測もされている.
社会に大きなインパクトを与えた新型コロナウイルス感染症は,大小はあれどすべての作業療法実践にも影響を及ぼしたであろう.専用病棟で感染者への作業療法を行うOT,勤務施設でクラスター感染を経験したOT,感染対策によって変化した生活様式のなかで工夫をして作業療法を展開するOT.本特集では新型コロナウイルス感染症の最新情報とともに,OTがどのようにこの感染症に対応したか,多角的に知ることができるよう,さまざまな領域での経験を執筆いただいた.
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