増刊号 脳卒中の作業療法 最前線
第5章 他職種・家族等との連携
3 脳卒中と地域リハビリテーション
岡 光孝
1
Mitsutaka Oka
1
1西広島リハビリテーション病院
pp.999-1003
発行日 2021年7月20日
Published Date 2021/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202655
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はじめに
当院は1986年(昭和61年)に広島市佐伯区に開院し,現在は3病棟全139床が回復期リハ病棟として運営され,訪問リハ,通所リハ等を併設している.また,広島二次保健医療圏域の地域リハビリテーション広域支援センターとして指定を受けている.
筆者は回復期リハ病棟入院患者の円滑な在宅生活への移行促進を目的に,2006年(平成18年)10月より「在宅リハマネージャー(後に地域支援リハマネージャー)」としての職務を担うため,当院地域連携室へ配属された.地域へのソフトランディング,退院後の生活期リハ,そして地域リハビリテーション広域支援センター活動等,在宅復帰や地域生活を支えるリハマネジメント業務に14年以上かかわってきた.当初は手探りで始めたが,今ではどれも病院や地域にとって重要な仕事となった.今回はこれらの視点から「脳卒中と地域リハビリテーション」について述べたい.
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