特集 訪問作業療法はこれでいいのか?
コラム:—ケアマネジャーの立場から作業療法士へ期待すること—作業療法士とは生きる現場でのチームメイト—「人」をどう捉えるか?
白島 智子
1
1株式会社トータルサポート・ノダ
pp.454-456
発行日 2021年5月15日
Published Date 2021/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202499
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ケースから考察するOTの強み
60代後半,男性.脳梗塞で救急搬送され,退院後はサービス付き高齢者向け住宅への居住となったケース.発症前は,会社を経営していた.離婚後,数十年間一人暮らしで飲酒量も多く,あまり積極的に人生を謳歌しているタイプではないようにみえる.後遺症で左片麻痺と高次脳機能障害がある.入院中リハを経て,装具を装着して杖歩行できるようになった.
退院後,訪問看護ステーションからPTが介入し,訪問リハビリステーションからOTが介入している.PTの機能訓練とOTの作業療法のコラボで,当初は自宅へ戻ることを想定していたケースである.
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