◆特集 作業療法士の養成教育—現状と問題点
作業療法士協会の立場から
日垣 一男
1,2
1四條畷学園短期大学リハビリテーション学科
2社団法人日本作業療法士協会
pp.12-15
発行日 2005年2月15日
Published Date 2005/2/15
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はじめに
1963年に日本で初めて作業療法士(以下,OT)の養成教育が開始され41年が経過した.2004年4月現在で養成校数152校(173課程)を有しその入学定員は6,275人となった.また,OT有資格者数は26,000人を超える数となった.このような入学定員の急激な増加傾向の中で,日本作業療法士協会(以下,OT協会)では,「作業療法の質」の維持および「臨床で強い作業療法士」を育てるため教育部を中心に,卒前教育ならびに卒後教育を充実させようと新しい制度を作り対応策を講じてきている.
本稿では,急増する作業療法士養成施設および入学者数に関する現状と問題点,OT協会としての対応について報告し派生する問題を共有していきたい.
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