増刊号 スポーツがもつ可能性—作業療法への期待
第6章 アスリートとOT
4 —OTとして,選手として①—OT,選手の両方の立場からみた障害者スポーツについて
黒塚 智幸
1
Tomoyuki Kurotsuka
1
1製鉄記念八幡病院
pp.921-924
発行日 2019年7月20日
Published Date 2019/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201815
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はじめに
私は5年前,本誌の「提言」欄に「障害者野球日本代表を経験して」1)という題目で寄稿させていただいた.今回,障害者スポーツについて,OT,選手の両方の視点から意見を述べてほしいとの依頼がきて驚いた.パラリンピアンでもない私が選手としての意見を書いていいのだろうかと悩んだが,せっかくいただいた貴重な機会なので,OTとしての見解も交え,障害者である私にしか経験できなかったこと,障害者スポーツの現状と問題点等を述べたいと思う.本稿により,少しでも多くのOTが障害者スポーツに興味をもち,現場でサポートをしたいと思っていただけると幸いである.
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