特集 腰椎分離症-最近の診断・治療の進歩-
エリートスポーツ選手の腰椎分離症-野球選手を中心に-
加藤 欽志
1,2
,
大歳 憲一
2
,
松本 嘉寛
1
1福島県立医科大学整形外科学
2福島県立医科大学スポーツ医学
キーワード:
腰椎分離症(lumbar spondylolysis)
,
腰痛(low back pain)
,
プロ野球選手(professional baseball players)
Keyword:
腰椎分離症(lumbar spondylolysis)
,
腰痛(low back pain)
,
プロ野球選手(professional baseball players)
pp.520-524
発行日 2024年5月19日
Published Date 2024/5/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001786
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腰椎分離症は関節突起間部の疲労骨折であり,運動負荷が高いエリートスポーツ選手では特に有病率が高いとされている。プロ野球選手では約3割が終末期分離を抱えており,約半数はプロ生活で無症状であるが,残りの約半数はプロ生活中に少なくとも1回は腰痛で競技離脱を経験している。対応の中心は運動療法であり,発症の誘因となる動作の特定と修正が重要である。
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