Japanese
English
研究
脳血管障害者のADL自己評価における心理介入効果の研究
The study about the effect of the psychological intervention for self-evaluation of ADL in stroke patients
堀 翔太
1
,
大嶋 伸雄
2
Shota Hori
1
,
Nobuo Oshima
2
1東京ほくと医療生活協同組合 王子生協病院
2首都大学東京大学院
キーワード:
脳血管障害
,
ADL自己評価
,
カウンセリング
Keyword:
脳血管障害
,
ADL自己評価
,
カウンセリング
pp.413-420
発行日 2019年4月15日
Published Date 2019/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201675
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Abstract:認知行動療法を応用したカウンセリングが自己への気づきを促すか否かを検証するため,脳血管障害者13名をカウンセリングの有無により2群に分け比較した.ADL自己評価とFIM,FIM合計,うつ状態,情動障害を評価指標とした.またADL自己評価とFIMの差を評価比とし算出した.その結果,各ADL項目の評価比で有意差はみられなかったが,介入群のうつ状態と情動障害では有意な改善がみられた.ADL自己評価を安定させるためには,ADL自立度やADL自己評価の影響に留意しつつ,うつ状態や情動障害の軽減だけでなく,自己効力感の評価やそれを考慮した作業療法訓練とカウンセリングが必要であることが考察された.
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