Japanese
English
特集 身体障害のある方の運転を再考する
—支援の実際④—脳血管障害患者の運転補助装置について
Adaptive driving aids for stroke patients
生田 純一
1,2
,
那須 識徳
1,3
Jun-ichi Ikuta
1,2
,
Satonori Nasu
1,3
1農協共済中伊豆リハビリテーションセンター
2筑波大学人間総合科学研究科
3藤田保健衛生大学保健学研究科
pp.1135-1140
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201473
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Key Questions
Q1:脳血管障害による身体障害を補うための運転補助装置にはどのようなものがあるか?
Q2:脳血管障害により身体障害を補うための運転補助装置の特徴は?
Q3:脳血管障害を有する人に対する運転補助装置導入のポイントは?
はじめに
身体障害を有する方々にとって移動障害は社会参加に対する大きな制約因子となる.自動車運転は自由な移動手段として幅広く利用されており,特に公共交通機関の利用に制約を受ける場合,その必要性はきわめて高い.
近年,車種の多様化と安全性能の向上,運転補助装置の開発と改良の進歩により,身体障害を有していても安全に自動車を運転することが可能になってきている.本稿では,脳卒中による身体障害を補うための運転補助装置について述べるとともに,運転補助装置の導入を行った脳血管障害事例を報告する.
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