増刊号 発達障害の作業療法
第3章 評価・治療・支援技法
7 感覚統合療法
加藤 寿宏
1
,
松島 佳苗
1
Toshihiro Kato
1
,
Kanae Matsushima
1
1京都大学大学院
pp.846-851
発行日 2018年7月20日
Published Date 2018/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201391
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はじめに
1960年後半から,米国のOTであるAyresを中心として発達してきた感覚統合理論と,この理論に基づく感覚統合療法は,発達障害児に対する作業療法の代表的な理論として現在も発展している.日本においても1980年代から広まり,現在では多くのOTが感覚統合理論・療法を活用し発達障害児の支援を行っている.本稿では,感覚統合理論・療法を概説するとともに,感覚統合療法の効果研究についても述べる.
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