Japanese
English
研究
聴き手との視線一致の有無が話し手の感情や印象変化に与える影響
The effect how talking with or without eye contact gives the speaker's emotions and impressions
田中 真
1
,
小山内 隆生
1
,
加藤 拓彦
1
,
和田 一丸
1
Makoto Tanaka
1
,
Takao Osanai
1
,
Takuhiko Kato
1
,
Kazumaru Wada
1
1弘前大学大学院
キーワード:
面接
,
アイコンタクト
,
感情
Keyword:
面接
,
アイコンタクト
,
感情
pp.673-678
発行日 2018年7月15日
Published Date 2018/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201354
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Abstract:面接場面における視線一致の有無が感情や印象にどのように影響しているかを明らかにすることを目的として,実験および比較分析を行った.面接場面において話し手が視線が一致していると感じる範囲は,眉間を中心に鼻部から額にかけて広く分布していた.視線が一致していると感じるところに視線を向けることは,相手に「積極的な」,「堂々とした」,「自信のある」という印象を与え,「硬くなっている」という感情を軽減させ,「ゆったりした気持ちである」,「リラックスしている」,「ウキウキしている」,「楽しい」という感情を喚起させることに効果的であることが示唆された.視線を向ける際には,相手に視線が一致しているという印象を与えるために,鼻部から眉間,額付近に視線を置くことが効果的だと考えられた.
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