Japanese
English
研究
訪問リハビリテーションを終了すると生活は変化するのか
An investigation into lives of the persons who finished home-visit rehabilitation
石森 卓矢
1
,
閑野 智
1
,
竹内 球菜
1
,
風晴 俊之
2
,
美原 盤
2
Takuya Ishimori
1
,
Satoshi Kanno
1
,
Marina Takeuchi
1
,
Toshiyuki Kazehare
2
,
Ban Mihara
2
1脳血管研究所附属美原記念病院 訪問看護ステーショングラーチア
2脳血管研究所附属美原記念病院
キーワード:
訪問リハビリテーション
,
目標
,
終了
Keyword:
訪問リハビリテーション
,
目標
,
終了
pp.679-683
発行日 2018年7月15日
Published Date 2018/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201355
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Abstract:訪問リハを終了した利用者のADLとIADL,生活範囲が,終了後に変化を生じるか調査した.2013年(平成25年)4月〜2014年(平成26年)3月に,訪問リハを終了した脳卒中患者13名を対象とした.指標は,FIM,FAI,LSAとし,訪問リハ開始時,終了時,終了後の再測定時の3時点を比較した.また,そのうちの利用者1名について,訪問リハの経過と終了後の生活を調査した.終了から再測定の2時点において,すべての指標で有意差を認めず,維持できていた.提示した利用者は,訪問リハ終了後も訪問リハで獲得した家庭的役割や趣味活動等を継続して行っており,生活能力の低下や生活範囲の狭小はみられなかった.訪問リハにより獲得したADLや趣味活動等が,実生活において定着し習慣化されたことが,終了後にも生活の維持につながった要因と考える.すなわち,適切な生活習慣が定着した利用者は,訪問リハが終了しても生活の狭小化をきたさず,維持することができる.
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