連載 ユーモアと笑い・第11回
日本のユーモア,西洋のユーモア
柏木 哲夫
1
Tetsuo Kashiwagi
1
1淀川キリスト教病院
pp.644-645
発行日 2018年7月15日
Published Date 2018/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201343
- 有料閲覧
- 文献概要
米国のユーモア
随分昔になるが,30歳から33歳まで米国に留学した.セントルイスのワシントン大学で精神科のレジデント(研修医)をした.米国の文化に触れる貴重な経験であった.米国の文化の一つの特徴として,ユーモアと笑いがある.彼らはよくジョークを言い,よく笑う.ジョークが日常生活の一部として,その位置を占めているように感じた.
彼らはパーティーが好きだ.自宅を開放して人々を招待する.パーティーではいろいろなジョークが飛び交う.ジョークの中でも,医者ジョーク,弁護士ジョークをよく聞いた.医者と弁護士は米国社会ではジョークの対象になりやすい.日本でも医者はジョークになりやすいが,弁護士はそうでもない.あるパーティーで聞いた医者ジョーク,弁護士ジョークを紹介する.
Copyright © 2018, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.