連載 作業療法を深める ⑰スクールソーシャルワーカー
学校の教職員と作業療法士のつながりの可能性—スクールソーシャルワーカーの活動を通して考える
金澤 ますみ
1
Masumi Kanazawa
1
1桃山学院大学社会学部
pp.354-357
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201251
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はじめに
私は,2005年度(平成17年度)に大阪府教育委員会が始めたスクールソーシャルワーカー配置事業のスクールソーシャルワーカー(以下,SSW)として小学校に勤務することになりました.その後,約10年の間に,他の自治体や高等学校,特別支援学校にSSWとして関与してきました.たった10年間で関与する学校がこれほど変わるということは,その学校,その地域に根を下ろした活動ができてこなかったということでもあります.しかし,たくさんの学校や地域で活動することを通して,学校という場の共通の可能性や課題,地域による違い等も知りました.本稿では,私自身の活動も振り返りながら,SSWの活動を紹介し,学校の教職員とOTとの連携可能性について考えてみたいと思います.
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