Japanese
English
特集 児童発達支援からの挑戦—子どもたちの未来に向けて
児童発達支援センターからの挑戦
Challenges for OTs in a center for children with developmental special needs—Umeda Akebono Gakuen
酒井 康年
1
Yasutoshi Sakai
1
1うめだ・あけぼの学園
pp.462-467
発行日 2017年6月15日
Published Date 2017/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200924
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Key Questions
Q1:児童発達支援センターの役割は何か?
Q2:児童発達支援センターにおけるOTの役割は何か?
Q3:児童発達支援センターにおけるOTの専門性は何か?
はじめに
2012年(平成24年)に行われた福祉の構造改革によって,それまでとは異なる風景が出現した.改革1)により,障害種別によらない支援体制が構築されたこと,「障害」と認定される前の「気になる段階」から支援が受けられるようになったこと,相談支援が必置になったこと,放課後等デイサービス,保育所等訪問支援が創設されたこと等がきっかけになっている.
現在,日本全国で各事業所の急増等により,いくつかの問題が生じているのは事実であるが,一方でこの改革により実現されていることも数多くある.その一つが“センター”の存在である.地域における発達支援の中核としてセンターが位置づけられ,役割が明確にされた.本稿では,その地域の核であるセンターにおいて,OTが果たす役割を概観しつつ,筆者が“挑戦”していることを述べたい.
Copyright © 2017, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.