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Key Questions
Q1:近年の児童発達支援事業の動向とは?
Q2:子どもたちの支援において誰もが大切にしなければならないこととは?
Q3:支援事業の真の成果が活かされるために必要なこととは?
ある保護者からのメールより
「昨日,牧場から元気よく帰って来ました.大満足で有意義な日々だったと言っています.『先生に聞いてもらいたかったことも聞けた』と言っておりますし,牧場にあるT塾の存在にも感動を受けたようで,『高校受験前に知っていたら,僕に合っていると思うからT塾に入ったのに』とも言っていました.いろんな方々に出会い,いろんな考え方を聞き,考えることも多かったのだと思います.たくさん語ってくれた中で,『小学生のころは,普通になりたかった.けれど今は障害があってよかった.そうだったから土田先生と知り合えたから.Yさんにしてもそうだし,絶対知り合えない人たちだと思うから.それからいろんな人のことも考えることもできるようになったから』だそうです.『君は絶対人の運があると思うから,知り合う人はいい人だと母さんは思ってる』と私が言うと,『親もこの親でよかったと思うよ.普通ならきちんとしなさいとずっと言われてたと思うから』だそうです.少し嬉しい発言でした.これからも行けるときに牧場に行こうと話しました.本当にありがとうございました」
彼とは小学校5年生からのお付き合いで,この春,地元の高校に合格したばかりである.昨年は当法人が企画した,米国のOTたちが個人事業で行っている「農場を基盤とした作業療法の場」を訪ねる旅に彼も参加していた.このメールは,OB会を兼ねて,そのときの旅の仲間と共に3日間,T塾も併設する牧場でのキャンプを行った後の感想である.
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