Japanese
English
症例報告
類似AV型の箸操作パターンの訓練について—Single subject design ABAB法を用いて
About a training of similar AV type chosticks operation pattern:Single subject design:ABAB
丁子 雄希
1
,
西谷 厚
2
,
川北 整
2
Yuki Choji
1
,
Atushi Nishitani
2
,
Sei Kawakita
2
1富山リハビリテーション医療福祉大学校
2石川県済生会金沢病院
キーワード:
箸操作パターン
,
類似AV型
,
シングルケースデザイン
Keyword:
箸操作パターン
,
類似AV型
,
シングルケースデザイン
pp.435-439
発行日 2017年5月15日
Published Date 2017/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200915
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Abstract:本報告は,非利き手での箸訓練を実施した対象者に対し,single subject designのABAB法を用いた類似AV型の訓練方法の成果を検討した.各期における立方体ブロックの移動時間の平均値の差を一元配置分散分析により検討した結果,主効果がみられた(p<0.01).また,Tukeyの多重比較法の結果,A期とB期,A期とA′期,A期とB′期,A′期とB′期でその差は1%水準で有意であり,B期とB′期では5%水準で有意であった.これは,類似AV型では,示指と中指の分離によって箸を開閉するために箸操作がしやすかったこと,繰り返しの練習によって学習が図られたことが考えられた.今後,症例数を重ね,類似AV型の訓練方法の妥当性を検証していく必要があるであろう.
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