増刊号 実践に役立つ! 生活行為向上マネジメント
第2章 疾患別実践例
12 —高次脳機能障害例—家庭生活継続が困難となった主婦の家事負担軽減ができた事例
髙見 美貴
1
Miki Takami
1
1秋田県立リハビリテーション・精神医療センター
pp.862-866
発行日 2016年7月20日
Published Date 2016/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200663
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はじめに
不慮の事故で脳挫傷となり,急性期治療を経て在宅復帰したAさんは,高次脳機能障害の影響でこれまでの主婦や母親としての役割が十分に遂行できなくなり,生活の維持が困難となった.今回,受傷から約2年経過し,心身ともに破綻寸前の状態で入院となったAさんに対し,生活行為向上マネジメント(以下,MTDLP)を用いた多職種プランを立案した結果,短期間の介入で家事の負担が軽減し,精神的にも安定したので,紹介する.
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