連載 宮子あずさのサイキア=トリップ・38
精神科看護は専業主婦の家事?
宮子 あずさ
1
1東京厚生年金病院
pp.80-81
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100213
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プレ緩和ケア病棟のどたばた
11月1日から、精神科病棟に加えて、緩和ケア病棟を兼任させていただくことになりました。ここしばらく、精神科のほうは人望厚くセンスのいい主任に任せて、1日のほとんどを緩和ケア病棟で過ごしております。が、どちらの病棟もベテランのスタッフが多いので、さしたる不安はありません。これは非常に恵まれた環境だなあと感謝しています。
緩和ケア病棟は18床。現在はまだ緩和ケア病棟との申請を出していないので、一般病棟としての稼働です(つまり「プレ緩和病棟」)。2月から外来を始めて対象の患者さんを集め始め、3月に実績を作り、4月から正式稼働するのが今の計画です。今もなるべく進行がんの患者さんを集めるようにはしているのですが、空床はあくまでも有効利用するのが病院の掟。がんはがんでも日帰り化学療法や手術の患者さんが入りますし、先日は脳出血の患者さんが緊急入院し、手術になって上へ下への大騒ぎになりました。
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