Japanese
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特集 目に見える障害とどう向き合うか—先天性欠損児の作業療法
カナダにおける小児義手の取り組み
Pediatric myoelectric and conventional upper extremity prosthetic approach in Canada
藤原 清香
1
Sayaka Fujiwara
1
1東京大学医学部附属病院
pp.660-663
発行日 2016年7月15日
Published Date 2016/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200619
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Key Questions
Q1:先天性上肢欠損児に必要な義手とは?
Q2:先天性上肢欠損児が義手を使う目的とは何か?
Q3:小児義手を使いこなせるようになるために,OTが担う役割とは?
はじめに
カナダのトロント市にHolland Bloorview Kids Rehabilitation Hospital(BKRH)という小児リハ病院がある.この病院における小児義手と筋電電動義手への取り組みは1961年に始まり,半世紀を超える歴史をもつ.そして小児の電動義手そのものの開発から臨床応用と訓練や評価について世界をリードしてきた施設でもある.筆者は2012年10月〜2014年1月まで,BKRHにおいて“Paediatric Myoelectric and Conventional Upper Extremity Prosthetic Observationship”というプログラム名で臨床研修を行った.本稿ではこの研修を踏まえて,現地での小児義手の取り組みについて報告する.
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