連載 新しい義肢のパーツ
義手
大石 暁一
1
,
山﨑 伸也
2
1国立障害者リハビリテーションセンター学院
2国立障害者リハビリテーションセンター研究所
キーワード:
義手
,
ライナー
,
手先具
Keyword:
義手
,
ライナー
,
手先具
pp.1220-1221
発行日 2008年12月10日
Published Date 2008/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101406
- 有料閲覧
- 文献概要
連載「新しい義肢のパーツ」の最後となる今号では,義手の部品について紹介する.義足が殻構造から骨格構造に変革を遂げ,そのなかで膝継手や足部,その他の部品が数多く開発されてきたのと比較すると,義手の部品の開発はそれ程多いとは言えない.義手は機能によって,外観の復元を主な目的とした装飾用義手,目的の作業に合わせた専用の手先具に交換しながら使用する作業用義手,体幹の運動を力源としてケーブルを介して手先具を操作する能動義手に分類される.さらに,断端の動きから検出した筋電位やスイッチによりモーターを動かし,継手や手先具を制御する電動義手がある.
このような義手の部品として近年開発されているのは,ライナーや作業用・能動義手用の手先具,筋電義手の電動ハンド,装飾用義手の手先具などである.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.