地域リハビリテーションと機能訓練事業
高知県における機能訓練事業の現状と課題—高知県理学療法士会活動の視点から
小嶋 裕
1,2
Yutaka OJIMA
1,2
1高知リハビリテーション学院理学療法学科
2社団法人高知県理学療法士会老人保健部
pp.417-421
発行日 1991年6月15日
Published Date 1991/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900364
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◆はじめに
近年,地域リハビリテーション活動に対する要請が高まる中で,老人保健法による保健事業は,大きな役割を果たしている.特にその中で,機能訓練事業(以下,本事業)および訪問指導事業は,理学療法士(以下,PT)にとって大きな関わりが生じている.
高知県理学療法士会(以下,県士会)では,昭和58年度より高知県下各市町村での本事業に対して,県士会単位でPT派遣を含む協力・援助活動を実施している.本稿では,これまでの県士会の協力・援助活動を通して得た経験から,高知県における本事業の現状を紹介するとともに,PTの立場から,本事業実施上のいくつかの課題を提起したい.
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