グラフ
危機を乗り越え安定した病院に—徳島県北部の基幹病院として地域の健康を守る 健康保険鳴門病院
pp.277-282
発行日 1985年4月1日
Published Date 1985/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208553
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本年6月,本州と四国を結ぶ大鳴門橋の開通を控える鳴門市.人口6万,昔は塩田だったというこの町の唯一の公的病院で,全国社会保険協会連合会傘下の病院の中でも病床利用率の高さを誇り,徳島大学の研修病院を目指す,未だ成育途上とも言える健康保険鳴門病院とはどんな病院か.医療経営悪化の中で,比較的安定した経営を続け,地方の小都市にあって,今でさえ拡張期にあるのはなぜか.そんな関心を抱いて初めて鳴門を訪ねた.
当院は昭和28年,結核を主体にした200床の病院として開設され,現在は339床,外来一日平均患者数800人,看護専門学校,健康管理センターを併設した総合病院である.
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