増刊号 認知症と作業療法
第1章 認知症とは
9 —認知症の診断と治療⑤—レビー小体型認知症の診断と治療
小阪 憲司
1
Kenji Kosaka
1
1横浜市立大学
pp.599-602
発行日 2015年6月20日
Published Date 2015/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200261
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レビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies:DLB)は,比較的新しい疾患概念であり,1995年に英国で開催された第1回国際ワークショップでDLBという名称が提唱され,その臨床および病理診断基準が1996年に報告1)され,臨床診断が可能になった.2005年に第3回国際ワークショップの結果がCDLBガイドライン改訂版2)(表)として報告され,現在はそれが使用されている.
なお,DLBの基礎となったのは,筆者が1976年以降の一連の報告3〜7)で提唱したびまん性レビー小体病(diffuse Lewy body disease:DLBD)である.
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