特別記事
レビー小体型認知症を知ろう
北村 立
1
1石川県立高松病院・精神科
pp.117-123
発行日 2010年5月15日
Published Date 2010/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100722
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レビー小体型認知症(Dementia with Lewy bodies;DLB)は、1976年に小阪憲司先生が報告した「びまん性レビー小体病」をもとに、1995年に提唱された新しい疾患概念です。
認知症の原因疾患ではアルツハイマー病(Alzheimer's disease;AD)に次いで頻度が高く、15~25%を占めると言われています*1。BPSD(behavioral and psychological symptoms of dementia=認知症に伴う行動障害と精神症状)を伴うことが多く、老年精神医学の分野では極めて重要な疾患です。超高齢社会を迎えたわが国の医療者にとって、認知症の知識は不可欠です。この機会に、ぜひレビー小体型認知症への理解を深めてください。
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